Cam Link 4Kの注意点と不具合|緑画面・フリーズはカメラで分かれる
Cam Link 4Kの口コミから、問題なく動くカメラと、緑画面・ピンク画面・フリーズ・非認識になる組み合わせを整理する。USB 3.0とクリーンHDMIの確認点もまとめた。
Cam Link 4Kは、カメラのHDMIをパソコンのUSBに渡して、一眼をウェブカメラや配信用カメラとして使う製品です。挿すだけで映る、という口コミは確かに多いです。ただ、いま公開されている口コミでは、使えなかったものがおよそ4分の1、一部だけ使えたものがおよそ1割で、残りが問題なく動いています。不具合の中身はバラバラではなく、色がおかしい、数分で止まる、カメラを認識しない、のどれかに寄っています。

公式が先に求めている条件
Elgatoの製品ページでは、必要なのは暗号化されていないHDMI出力と、カメラ本体への給電だとされています。HDMIケーブルは付属しません。ヘルプでは、映像にシャッター速度やISO、フォーカス枠が出ないクリーン出力であること、配信や録画のあいだカメラが動き続けられることも条件に挙げています。対応表にないカメラは、買う前にメーカーへ確認するよう書かれています。Elgato自身が全機種を検証しているわけではない、とも明記されています。
パソコン側はUSB 3.xが必須で、USB 2.0ではまったく動かないと公式が書いています。映像が固まるときの公式の切り分けも、まずUSB 3.0のポートか、付属ケーブルか、延長ケーブルを外すと変わるか、別のUSBコントローラのポートか、という順です。USBハブを使うなら、ハブ側もUSB 3.0対応である必要があります。
システム要件はリビジョンで違います。Windowsは10以降、CPUは第8世代Intel以上。MacはM1以降で、初期のリビジョンは macOS 10.13 以降、Revision 3(型番 20GAM9903)は macOS Ventura 13 以降です。表にあるNVIDIA RTXなどのGPUは、AIの背景処理に必要、と注記されています。映像を取り込むためだけの条件ではありません。
挿しただけで安定した、というカメラ
α6400は、Sigma 16mm F1.4を付けた状態で、つないだ瞬間に配信ソフトが認識した、という口コミがあります。別の人は、ソニー純正の接続で何週間も苦労したあとこれに替えたら、すぐに映像を拾い、フリーズもなくなった、と書いています。
α6000は、数か月使って、安いキャプチャーカードより画質と滑らかさが上で、トラブルも少なかった、という報告です。D3400も、カメラとして問題なく動き、ゲーム機の取り込みにも使えた、とあります。ゲーム機の機種名までは書かれていません。
パソコン側では、MacBook Pro 14インチ M1 Pro(2021)に挿すだけで認識され、何か月も不具合がなく、録画も止まらなかった、という口コミが1件あります。M1以降という公式のCPU条件には合っています。これより古いMacで同じとは書いてありません。
動くが、設定か運用で引っかかる
D3200とD5200は、最初の症状が似ています。どちらも30秒以上キャプチャが続かず、返品を考えた、とあります。D5200ではストレージ使用率が100%に張り付いた、とも書かれています。原因として挙がっているのはカメラではなく、パソコン側のUSBドライバが古かったことです。更新してデバイスマネージャー上でUSB 3.0として認識されてから、両方とも解消した、とあります。自分では最新のつもりでも古いままだった、という書き方です。
D5200については、HDMIのクリーン出力には対応していて映像はきれいだが、ライブビューが30分まで、というカメラ側の制限も書かれています。Cam Link側が切ったのではなく、カメラがライブビューを続けられない、という切り分けです。
FUJIFILM X-T3は、カメラ側の設定をいくつか変える必要はあったが、それ以外は問題なく、配信やZoom、Discordで2時間以上使えた、という口コミです。注意点として書かれているのは3つです。カメラ本体は熱を持つが許容範囲。純正バッテリーは30〜45分で切れるので、コンセントやモバイルバッテリーから給電するダミーバッテリーが必須。4Kでつなぐと実際の動きより少し遅れて入り、音ズレに注意がいる。この遅れは、この人の4K接続での体験です。すべての解像度で遅れる、とまでは書かれていません。
FUJIFILM X-E3をMacで使った口コミは、ドライバなしで一発で動き、遅延も少ない、としながら、カメラもCam LinkもMacもかなり熱くなり、どこまで続けられるか不安、と書いています。映ることと、長時間の熱は別です。
本来のカメラ用途から外れた例として、Nintendo Switch 有機ELモデルでは、映るには映るが認識まで手間取ることが多くストレス、とあります。ゲーム配信のキャプチャーボードとして最初から選ぶ製品ではありません。
EOS 80Dは、同じカメラで結果が割れる
不具合として名前が挙がるのはEOS 80Dです。ただし口コミは1種類ではありません。
使えなかった側は2件です。1件は、つなぐと画面が緑一色になり、HDMIケーブルを替えても同じだった、とあります。Cam Linkを通さなければ、テレビでもパソコンでも普通に映った、とも書いています。サポートの返信は早かったが解決は遅く、返品した、という結末です。もう1件は、公式の対応カメラ一覧に80Dが載っていたのに、取り込んだ映像がすべてピンクがかった色になり、丸2日探しても同じ症状の解決例が見つからなかった、とあります。対応表に載っているだけでは安心できない、という書き方です。
一方で、80Dをつないで役目を果たしている、値段は高めだが価値はある、という口コミもあります。緑やピンクになる人と、問題なく使えている人が、同じ型番で並んでいます。ケーブルを替えて直った、という報告はこの口コミの中にはありません。色がおかしいときの原因を、口コミだけでは1つに決められません。
数分で止まる、認識しない
D610は、数分で録画が止まったり映像が固まったりして返品、個体の不良かどうかはわからない、とあります。D850も、数分でフリーズしたり画面が止まったりを繰り返し、ハズレ個体の可能性もあるが使えず返品、とほぼ同じ経過です。2機種とも、書き手自身が「この型番全体がダメ」とは断定していません。ただ、D3200やD5200のようにドライバ更新で直った、という続きは書かれていません。
LUMIX DMC-GH4は色やフリーズではなく、カメラを認識しないままトラブルが続き、対応機種のはずなのに使えなかった、とあります。80Dの「一覧にあっても色がおかしい」とは別の不具合です。
買う前と、映らなかったときの確認
- USB 3.0以上のポートに直接挿す。USB 2.0では公式にも動かないとあります。ハブを使うなら、ハブもUSB 3.0対応かを確認する。
- デバイスマネージャーでUSB 3.0として見えているかを見る。D3200とD5200は、ドライバが古いと30秒で切れ、更新後に解消した、と書かれています。
- カメラのHDMIがクリーン出力か、情報表示が乗らないかを確認する。Elgatoは、対応表にない機種はメーカーに確認するよう案内しています。
- 純正バッテリーの持ちを確認する。X-T3は30〜45分、D5200のライブビューは30分まで、という口コミがあります。長い配信なら給電できるダミーバッテリーが要るかが先です。
- 画面が緑一色、またはピンクがかる場合、ケーブルを替えてもテレビ直結では映る、という80Dの報告があります。同じ80Dで普通に使えている口コミもあるので、個体と環境の両方を疑う段階です。
- 数分で固まる場合、公式は付属ケーブルか、延長ケーブルを外すか、別のUSBポートかを先に見るよう書いています。D610とD850は、その先まで試したとは書かれておらず、返品で終わっています。
- 4Kで音がずれる、本体が極端に熱い、という報告はX-T3とX-E3にあります。映ったあとでも、解像度と連続使用時間は別に確認した方がいいです。
- Switchのようなゲーム機は、映っても認識に手間取る、という口コミがあります。カメラ用に買ってゲームも、はD3400ではできた、とありますが、機種までは分かりません。
対応表と口コミの両方を見て、自分のカメラのページで色の不具合とフリーズが並んでいないかを確認してから買うのが確実です。